健康長生き 秘訣はご飯

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「健康・長生き 秘訣はご飯」 京都大学大学院 森谷敏夫教授

メタボにならない生活の仕方、運動の仕方は存在する。予防医学で一番してほしくないことは「太る」こと。世界では今、太りすぎて健康を損ねる人と、食事が足らなくて死んでいく人の数は、半々になっている。
 「肥満症」であればカルテに記入しなければならず、肥満は「イコール病気」。最近の医学研究では高血圧をひきおこす因子は、腹の脂肪から出てくることがわかっており、太りすぎは腹の中に時限爆弾を入れているのと同じこと。肥満症・糖尿病・高脂血症・高血圧症は“死の四重奏”といわれている。
 おコメを食べると一時的に体重は増えても、脂肪が蓄積されるわけではない。余分に摂っても太ってしまうのは炭水化物ではなく脂肪。日本人は「食べすぎで太った」と思い込んでいる人が多いが、これには生活習慣が多分に影響。日本人が太るようになったのは、コメを食べずに肉、脂ばかりを食べるようになったから。
 例えば現在の小学校には肥満児童が多数おり、子どもの運動エネルギーは年々減少。昔は1日に3万歩歩いたが、今は1万歩弱しか歩かない。歩行時のエネルギーは安静時の3倍。5分の散歩で約20キロカロリーを消費するので、体のバランスを維持するには、適切な食事と適度な運動が大切になる。
 ご飯を中心とした朝食を食べると肥満予防になる。コメを中心としたバランスのよい食事は、メタボの予防・改善に有効だ。