3割を超えた無洗米の購入者

表示回数5,294

<ニュースリリース>
3割を超えた無洗米の購入者

NPO法人の全国無洗米協会(東京都千代田区 理事長 福場博保)では、前年に引き続き関東圏と関西圏の実際にお米を購入している女性各200人を対象に、無洗米に関する意識調査を実施いたしました。それによりますと、無洗米の購入者が31.4%(前年度21.5%、以下同じ)に増加したのに対し、無洗米を一度も購入したことのない人は、49.4%(62.4%)と初めて50%を切りました。また、無洗米の価格やアイテム数の不足に対する不満が改善されています。
※文中( )の中の数値は前年調査の数値です

1.無洗米の認知率98%

無洗米の認知率は、「知っている」と「聞いたことがある」と答えた人を併せて97.8% (96.5%)でした。前年の調査では「知らない」と答えた人が6.5%いた関西でも今年は知らない人は2.5%になりました。
東西を問わず無洗米を知らない人はほとんどいないと言えます。

2.「便利」、「環境に良い」が無洗米のイメージ

次ぎに無洗米のイメージについて聞きました。上位5つは昨年と同じ項目でしたが、昨年3位だった「洗わないので不衛生な気がする」は大幅に減って5位になり、お米を洗わないことに対する、抵抗感が減る方向にあることが分かります。

3.無洗米の現在購入者10%増え31.4%

現在、無洗米を購入している人は、時々購入している人を含めて31.4% (21.5%)で、1年で10%も増えています。関東圏で32.6% (23.6%)、関西圏30.2% (19.3%)と東西揃って30%を超えています。
年代別では20代34.6%、30代32.9%、40代36.3%等が多く、反対に50歳代29.9%、60歳代以上は23.4%と平均より少なくなっていますが、各年代で前年の数値を上回っています。
所帯構成別では、一人暮らし40.0%、夫婦と子供35.7%が多く、少ないのは夫婦のみ21.8%、夫婦と子供と祖父母23.1%です。
夫婦のみの家庭は、高齢化が進んでいる現在では若い夫婦よりも、子供が独立後の高齢の夫婦と考えられますから、結局、一人暮らしや子供のいる忙しい家庭での購入が多く、逆に、少ないのは夫婦のみの家庭や夫婦と子供と祖父母の家庭等、高齢者のいらっしゃる家庭だといえます。

年代別無洗米購入状況

単位 %

  03年度 02年度
20歳代 34.6 16.5
30歳代 32.9 30.4
40歳代 36.3 22.5
50歳代 29.9 19.2
60歳代以上 23.4 18.7

4.無洗米の購入先は食品スーパー、生協

無洗米の購入先は、圧倒的に食品スーパー63.6% が多く、続いて生協24.2% 、米穀店は9.6% で10%弱となっています。
ところで、主婦連が昨年秋行った「お米の消費動向調査」の中で、無洗米を含めたお米の購入場所を聞いていますが、その上位の順位ではスーパー50.1%、米屋33.4%、生協等グループ27.7%だったのと比べ、生協と米穀店の順位と占率に大きな違いが出ております。
これは、無洗米が従来のお米と違って、生協から売れ出したという特別の歴史を持った商品であることを物語っているといえます。

5.購入理由は利便性と環境保全

現在無洗米を買っている人の無洗米購入理由は表の通りで、利便性、環境保全、味が上位の3つですが、今年から新たに設けた「値段が手ごろだから」という項目を挙げた人が10%もありました。
一部では無洗米は、値段が高いといわれてきましたが、最近では種類も増え価格帯も広くなって選択の幅が広がっていることに敏感に反応したものといえます。

6.半数以上が美味しい

無洗米購入経験者に今まで食べた無洗米の味について聞いたところ、55.6% (49.0%)の人が「無洗米はどれも全て美味しかった」と答えており、逆に「どれも美味しくなかった」という人は14.1% (13.8%)で、そのほとんどが購入中断者でした。
「美味しいものとそうでないものがあった」と答えた人が30.3%(36.6%)ありました。
当然のことですが、美味しい無洗米を購入した人は買い続け、そうでなかった人は購入を中断していることが分かります。

7.無洗米購入中断の理由は情報不足

無洗米購入中断の理由は「美味しくなかった」38.7% (40.3%)が昨年とほぼ同様の割合を占めましたが、「値段が高いから」25.3% (41.9%)、「銘柄選択の幅がなかった」9.3%(17.7%)は大幅に減り、「その他」28.0% (21.0%)が増えています。
「その他」の内訳を見ますと、「お米を実家から貰うようになった」等無洗米と関係の無い理由で買わなくなった人と「無洗米でも洗ってしまう」等、無洗米に関する正しい情報が不足しているケースがほぼ同数ずつあります。
また、「美味しくなかった」と答えた人の中には、無洗米独特の水加減をご存知なくて、美味しく炊けなかった方が相当おられるのではないかと推測できます。
必要な情報が正確に伝達されていない場合が購入中断の大きな理由の一つだと思われます。
なお、購入中断者の37.3%は再購入の意向があります。

8.50%を越えた今後の購入意向

今後の無洗米購入意向は50.3%で僅かですが、50%を超えました。関東圏が54.5%、関西圏が46.0%となっており、現在購入者の全員、時々購入者の95.5%、購入中断者の37.3%、未購入者の25.9%に今後の購入意向があることが分かりました。
また、購入意向者の購入理由は「簡単便利だから」87.6% (91.6%)、「とぎ汁が出ず、環境を汚さないから」54.2% (61.1%)、「水道代が節約でき経済的だから」36.8% (43.7%)で上位3つは昨年と同じですが、4番目は1ランク上がった「普通米と価格が変わらないから」16.9% (7.9%)と価格について、普通米と同じという感覚を持っている人が増えているのが目立ちます。
これらの傾向から見ると、無洗米を購入する家庭はまだまだ増えるものと思われます。

9.相変わらず多い食わず嫌い

最後に、無洗米の購入意向が今後も無い人に買わない理由を聞きますと、「美味しくなさそう」42.2% (34.8%)、「お米を洗わないので不衛生な気がする」40.2% (63.3%)、「普通米より価格が高い」20.1% (25.7%)が上位の理由ですが、「お米を洗わないので不衛生な気がする」が大幅に減っており、また、僅かですが、ここでも価格に対する不満が少なくなっています。
また、味については現在の購入者の多くが満足しているのに、買ったことの無い人が心配する、食わず嫌いの傾向は、占率的には増える方向で推移しているようです。

10.調査方法

(ア) 調査目的
「無洗米」に対する意識及び現在の接触状況を明確にする。
(イ) 調査対象
関東圏及び関西圏在住の20代〜60代以上のご自身でお米を購入されている女性
関東圏、関西圏各200名
(ウ) 調査方法
街頭インタビュー
(エ) 実査エリア
関東圏 銀座駅周辺、新宿駅周辺、横浜駅周辺、大宮駅周辺
関西圏 梅田駅周辺、難波駅周辺、三宮駅周辺,四条河原町駅周辺
(オ) 実査日
平成15年7月15日〜18日