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全国無洗米協会メールマガジン
 2002年10月2日    第10号   発行 全国無洗米協会
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今回のお知らせ
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お米のつく漢字のはなし

今回は、少し趣を変えて、「米」のつく漢字についてお話します。
始めにお断りしておきますが、幾つかの漢字は今では全く使われませんので、お使いのソフトによっては文字が出てこないことがあります。
そこで、そういった恐れのある漢字は始めから「米」偏に「何々」といった風に書きますので、興味のある方はご自分で書いてみてください。

「米」の字は音読みでは「ベイ」または「マイ」、訓読みで「こめ」と読む。黍(きび)の穂をかたどってできたといわれる。本来は穀物の小さな粒をあらわし、こめ、あわ、きび等ばかりでなく菱や蓮の実まで表した。

今の子供はどう教えられているかわからないが、昔の子供は「お米はお百姓さんが田植え、草取り、水の管理、稲刈り、脱穀など88回も手を掛けて大切に作るものだから『八十八』と書く」のだと教えられた。そして最後は必ず「こんなに、お百姓さんが苦労して作ったものだから一粒たりとも無駄にしてはいけない」と躾けられた。

お米のつく漢字は沢山あるが、まず、米の種類や米から出来るものを見ると「粳(うるち)」「糯(もちごめ)」は米の種類を表し、「糠(ぬか)」「粽(ちまき)」「粥(かゆ)」「糊(のり)」などはお米からできるものを表す。「糟」も「ソウ、かす」と読み「もろみ(こうじの浮いている酒)」のことだ。「糖(トウ)」はもともとは「あめ」のことで砂糖の意味だ。飴は芋・米などのでんぷんを糖化させて作った。

「米」と状態を表す「立つ」とが組み合わると「つぶ粒」になり、「分かれる」と「こな粉」になる。「巨(おおきい)」と「米」偏に「巨」と書いて「キョ」と読んで「お米の粉をい炒って蜜を加えて固めたお菓子(おこしの様なもの)」になる。「長く」なると「米」偏に「長」と書いて「チョウ、かて」と読んで「穀物をねって造った飴」を意味するようだ。また、「量」と組み合わさると「糧(りょう)」で「食物」を意味する。

次に、色で見ると「白」は「粕(かす)」で「酒をしぼ搾ったかす」をいう。「青」は「精(セイ)」で「白くついた米」のことだ。

また、人間の状態と組み合わさると「男」と組み合わさる字は見当たらないが「女」と組み合わさると「米」偏に「女」と書いて「ジョ」と読み、前に出た「キョ」と同じく「お米の粉を炒って蜜を加えて固めたお菓子」を意味する。更に「子」と組み合わさると「米」偏に「子」と書いて、「シ,たね」と読んで「種」を意味する。

お米に、「花が咲く」と「糀(こうじ)」である。これは「べいこうじ米糀を筵に広げたときに花が咲いたように見える」ことからきたのではないかといわれる。一方、「果」と組み合わさると「米」偏に「果」と書いて「カ」と読んで「白くついた米」を表す。

ところで、「米」は、その本来の意味とは全く関係なく、長さの単位「メートル」を表すときに使われる。これはフランス語の「メートル」を表す言葉me'treの音訳から来たといわれる。
今では、読める人も少ないかもしれないが、この関係の文字を短い方から並べてみると「粍(ミリメートル)」、「糎(センチメートル)」、「米(メートル)」、「籵(デカメートル)」は「10メートル」、「粨(ヘクトメートル)」は「100メートル」そして「粁(キロメートル)」となる。
小さい方ではもっと小さい「千分の一ミリ」の「ミクロン」を表す文字として「米」偏に「少」と書いた文字、また「メートル」には「米」偏に「尺」を書く文字もある。
「メートル米」を除いては元々あった字ではなくわざわざ作られたもののようだ。文字まで作って西洋文明を受け入れようとした、先人たちの意気込みが偲ばれる。

最後に、「米」の字は「アメリカ合衆国」を表す時にも用いられる。これはアメリカを音訳したときの「亜米利加」から来たもののようだ。
ただし、「米国(ベイコク)」はそれを音読みしたもので、「アメリカ」の音には全く関係ない。

学習研究社  漢和大字典
大修館書店  大漢和辞典
角川書店   漢和中辞典
を参考にしました。


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