トピックス

<ニュースリリース>
「環境効果、付加価値のある無洗米」など最新の無洗米事情に納得
当協会主催「無洗米セミナー」に消費者ら270名が参加

2007.11.22

特定非営利活動法人全国無洗米協会(東京都中央区銀座 理事長 増島博)は、11月14日に東京の浜離宮朝日ホールで、消費者を対象にした無洗米セミナー「ここまで進化した無洗米」を開催。一般消費者を中心に270名が参加するほどの盛況で、あらためて無洗米に対する消費者の関心の高さがうかがわれました。

当協会が主催するセミナーとしては、平成16年に東京、大阪で開催して以来、今回で3回目となります。
前回は「無洗米とはどういうものか」ということに焦点を絞った内容であったのに対し、今回は「ここまで進化した無洗米」というテーマで、無洗米が家庭に定着してきていること、付加価値のある無洗米が登場していること、などの最新事情や、無洗米の環境負荷低減効果が、社会的に緊急課題となっている地球温暖化防止に役立つこと、さらに無洗米の簡便性がお米の消費拡大にも貢献することなどを多くの方に知っていただくことが目的でした。

当協会事務局から、「無洗米最新事情」として、(1)協会認証無洗米の生産量推移、(2)インターネット調査結果より、関東と関西の都市では約45%の方が使用し、リピート率が高いこと、現在使用していない方でも無洗米に関する正しい情報が伝われば購入する可能性が高いこと、(3)最近は、胚芽米や金芽米など付加価値のある無洗米も登場していることを説明しました。

第1部の京都大学大学院人間・環境学科研究科教授の森谷敏夫氏の基調講演では、
「ご飯を食べると太る」という誤解を最新の実験データから徹底的に検証し、「ご飯を中心にした和食と適度な運動が健康で長生きをする秘訣である」ことを関西弁を交えた軽妙な話しぶりと、データに基づいた説得力のある内容に、参加者は引き込まれた様子でした。

第2部は、「いろいろな分野で注目される無洗米」というテーマで、コーディネーターがフリージャーナリストの山本加津子さん、パネリストには甲南女子大学名誉教授の奥田和子さん、東京ガス「食」情報センター主幹の三神彩子さん、全国無洗米協会理事長で東京農業大学客員教授の増島博さん、そして、森谷敏夫さんも加わってパネルディスカッションが行われました。
まず、増島さんから、お米をとぐことの問題点として、(1)水を使用する (2)水質を汚染する (3)水処理にかかるエネルギーが大きい (4)水処理をすることで発生するCO2が地球温暖化を促進 という4つの問題提起と当協会認証無洗米を利用することによる、
(1)水の節約 (2)水質をまもる (3)CO2の排出量を削減する (4)無洗米加工時に出る肌ヌカを活用し、循環型農業を実現している という4つの効果を論理的に説明されました。
三神さんは、エコクッキングとは毎日の買い物、料理、片付けの中でできる簡単なエコロジーで、エコクッキングを学ぶことで、CO2の排出量が2分の1になったという研究結果の報告や、無洗米は(1)手軽さ、(2)節水、(3)水を汚さない という3点でエコクッキングにふさわしいお米であることを紹介されました。
奥田さんは、10年以上無洗米を研究されてきましたが、最新の実験結果に基づく、付加価値のある無洗米:金芽米の継続摂取による健康面へのプラス効果を紹介し、主食として毎日摂取するお米の栄養的重要性が予想以上だったことをお話されました。
その他、日常の食事の中でお米の摂取量を増やす工夫など、活発な討論が行われました。

展示コーナーでは、無洗米の製造方法や環境効果をはじめ、無洗米を使うことで出来るゆとりの時間で野菜料理をもう一品つくる「ラクなのに、エコで豊かな食卓を!」の提案パネルなども展示し、来場者の方は、管理栄養士の兵井志保さんの説明を、熱心に聴かれていました。

関連図書の販売コーナーも設け、休憩時間には行列が出来るほど、好評でした。

来場者からは「いままでも使用していたが、無洗米の奥深さに驚いた」「家内が保守的で無洗米を使用した事は無かった。これからは無洗米にチャレンジしたい。」といった感想が多く寄せられました。

なお、希望者にはセミナーの抄録をお送りします。詳しくは当協会事務局までお問い合わせ下さい。

■お問い合わせ先:特定非営利活動法人 全国無洗米協会 事務局

TEL:03ー3574ー8761
E-mail : info@musenmai.com

無洗米セミナー会場風景


受付

増島理事長挨拶

基調講演 森谷先生

パネルディスカッション

全国に広がる認証無洗米パネル
ご協力いただいた無洗米の展示

パネル説明状況

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
「無洗米セミナー」開催のお知らせ

2007. 9.26

特定非営利活動法人全国無洗米協会は、当協会認証の無洗米に替えるだけで、どなたでも簡単に地球温暖化防止に貢献できること、また、簡単・便利だからこそ、お米の消費拡大につながり、さらに、ご飯を中心とした食生活を実行することにより、生活習慣病の予防にもつながることを 多くの方に知っていただくことを目的に無洗米セミナーを開催いたします。

基調講演の森谷敏夫先生には、生活習慣病を予防するためにご飯を中心にした食事と適度な運動の大切さを専門家の立場からお話しいただきます。先生のお話は、大変おもしろく、ためになると定評がございます。
パネルディスカッションでは、無洗米を科学的に研究されている奥田先生、エコクッキング料理教室にご採用いただいている東京ガスの三神様、また、環境の専門家として当協会の増島理事長が加わり、それぞれのお立場から無洗米についてお話しいただきます。 会場には展示コーナーを設け、お米のとぎ汁の環境への影響等のパネルや「簡単・便利」という特長を生かしたメニュー提案、関連書籍の展示・販売なども予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております。

■日時: 11月14日(水) 13:00〜16:00
■内容: 第一部 基調講演 「健康・長生き 秘訣はごはん」
第二部 パネルディスカッション
「いろいろな分野で注目される無洗米」
■参加費: 無料定員 200名 先着順に申込受付
■場所: 浜離宮朝日ホール 東京都中央区築地5−3−2
■申込締切: 11月7日(水)
詳しい内容、お申し込み方法は、下記をご覧ください。
http://www.musenmai.com/seminar/

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
夏休み親子工場見学会のご案内

2007. 6.25

特定非営利活動法人全国無洗米協会(東京都中央区 理事長 増島博)では、食育活動の一環として、無洗米に関する理解を深めていただくため、小学生を対象に親子工場見学会を実施します。
夏休みの自由研究にも役立てていただけます。

日時: 7月30日(月) 10:30〜12:30
内容: ・最新の無洗米工場の見学
・無洗米についてのお話と試食
 製造方法や環境への効果、普通精米との比較などを体験や
 ビデオを使用し、わかりやすくご説明します。
場所: トーヨーライスセンター関東工場
埼玉県坂戸市にっさい花みず木7ー5
※現地集合、現地解散
行き方:東武東上線「北坂戸駅」下車
西口ターミナルよりバス10分
入西(にっさい)団地循環バス「入西(にっさい)団地停留所」下車 徒歩2〜3分
対象・定員: 小学生のお子様と保護者 10組
お子様が複数の場合、保護者1名につき、2名まで可能。
ただし、未就学児のお子様はご遠慮ください。
持ち物: お子様のうわばき。保護者用は用意します。
費用: 無料。お土産もあります。
お申し込み: 下記の記載事項をご記入の上、E-メール または、FAX.にて受付けます。
締め切り: 7月18日(水)
記載事項: ご住所、お名前、電話番号、メールアドレス、お子様のお名前、学年

※ 申し込み多数の場合は、抽選の上、当選者にハガキにてご連絡いたします。
お問い合わせ先:特定非営利活動法人全国無洗米協会 事務局 梅澤、鈴木宛

TEL:03ー3574ー8761 FAX:03ー3574ー8764
E-mail : info@musenmai.com

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
食育活動として、小学生から一般消費者までを対象に無洗米出張講座を開始

2007. 5.22

特定非営利活動法人全国無洗米協会(東京都中央区 理事長 増島博)では、無洗米に関する理解を深めていただくため、本年5月より、小学生から一般消費者までを対象に、首都圏において、出張講座を実施します。
全国無洗米協会のホームページのアドレスは http://www.musenmai.com

 当協会が関東圏と関西圏の実際にお米を購入している女性を対象に実施した調査では、無洗米の認知率は99%以上で、約44%の家庭で購入されていることがわかりました。しかし、「手抜き」というマイナスイメージを持つ方や、安全性に関する不安を持つ方が多いことも現状です。
 消費者にとって、無洗米の一番のメリットは、洗わないで済むという便利さと節水ですが、このことは単に、主婦の家事軽減にとどまらず、子供や夫に炊飯をまかせるという家事分担につながります。また、単身世帯や高齢者世帯では、家庭での炊飯機会を増やすことにもつながります。つまり、無洗米を使用することで、米の消費拡大を図れることが期待できます。さらに、外食産業ではコスト削減になり、また社会的にはとぎ汁による水質汚染防止およびCO2削減、更には下水処理費用削減など、無洗米には、多くのメリットがあり、今後ますます需要が伸びると予想されます。
 そこで、無洗米に対する理解、特に、製法、安全性、環境保全に役立つこと、水の節約になること、また、製法によっては、取れたヌカも再利用されて循環型の農業の実現に役立っていること等、簡便なだけでなく、環境面でも優れていることを理解し、安心して利用していただくことを目的に、出張講座を実施することにしました。対象者は、小学生から大学生、一般消費者で、対象地域は首都圏です。
申し込みは、電話、ファクシミリ、メールで受付けます。
特に、学校においては、ご要望により、お米ができるまでの過程や主食としてのすぐれた特長なども盛り込み、家庭科学習、環境学習など食育活動の一環としても活用していただきたいと考えています。
 当協会は、無洗米の普及により河川の水質汚染の低減、及びCO2の削減による環境改善に関する啓蒙活動を行うとともに、国の施策である「食育」および、米の消費拡大にも貢献してまいります。

この件についてのお問い合わせ

特定非営利活動法人 全国無洗米協会
事務局 鈴木敬子
TEL 03−3574−8761、FAX.03−3574−8764
〒104−0061東京都中央区銀座5-10-13
ホームページ: http://www.musenmai.com
E-mail : info@musenmai.com

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米のホームページ完全リニューアル

2006. 2.17

NPO法人全国無洗米協会(東京都中央区 理事長 増島 博)では、ホームページの完全リニューアルをしました。
URLはhttp://www.musenmai.com/です。

無洗米が流通し始めてすでに15年目になりますが、当協会のホームページには、昨年度も226,000件ものアクセスがあり、それだけ多くの方々が無洗米情報を得に訪れています。そこで、より最新の無洗米の情報をお届けするために、ホームページを完全リニューアルしました。
特に、とぎ汁の環境への影響を説明した「とぎ汁の環境汚染」及び「無洗米の環境対策効果」のページでは以前より分かりやすく解説しました。

さらに、小学生や父兄、先生など学校関係者からのホームページへのアクセスが増えるのに注目して、小学生にも正しく無洗米の意義や環境保全効果を理解してもらうために、「無洗米こどもシアター」を設けていますが、昨年末開催されたエコプロダクツ展の会場で実際に小学生達に挑戦してもらい好評だった「無洗米クイズ」も掲載しました。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
「エコプロダクツ2005」に出展しました

2006. 2.17

2005年12月15日(木)〜17日(土)までの3日間、「地球と私のためのエコスタイルフェア エコプロダクツ2005」に出展しました。 ブースには小・中学生が訪れ、玄米から無洗米になるまでのお米をルーペで見たり、「無洗米クイズ」などで、とぎ汁の環境負荷について勉強しました。又、無洗米は工場で洗っていると思っている方が多く見受けられました。製法が4種類あり、その中で協会認証の無洗米が一番環境負荷を減らせることを初めて知ったと驚いた様子で展示に見入っていました。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
家庭に定着した無洗米

2005.10.27

NPO法人の全国無洗米協会(東京都中央区 理事長 増島 博)では、関東圏と関西圏の実際にお米を購入している女性510名を対象に、無洗米に関する意識調査をインターネットで実施した。
それによると、無洗米の購入者(「いつも購入している」26.1%、「時々購入している」18.8%)が44.9%、「以前は購入していた」22.5%、「無洗米を一度も購入したことはない」32.2%となり、すでに4割以上の家庭で無洗米が購入されていることがわかった。
また、今後は(も)無洗米を購入したいと答えた方が63.7%であった。

1. 無洗米の購入者44.9%

 無洗米を「いつも購入している」26.1%、「時々購入している」18.8%で、合計すると無洗米購入者が44.9%となった。また、「以前は購入していた」22.5%、「知っているが購入したことはない」32.2%、「無洗米は知らない」0.4%で、すでに4割以上の家庭で無洗米が購入されていることがわかった。また無洗米を知らないと答えた人が0.4%であることから、無洗米の認知率は、99%以上となり、東西を問わず無洗米を知らない人はほとんどいないと言える。さらにエリア別では、関東圏の方が関西圏より普及が進んでいることがわかった。

無洗米の購入グラフ

2. 無洗米の購入先は食品スーパーと生協

 無洗米の購入先は、「食品スーパー」50.3% が多く、続いて「生協」34.6% 、「ディスカウントストア」5.2%、「米穀店」は3.2% であった。

無洗米購入先グラフ

3. 無洗米の購入時に気をつけている無洗米マーク31.4%

 無洗米の購入時に気をつけていることを聞いてみると、トップは「価格」59.0%、「銘柄」50.9%、「産地」39.0%、次に「無洗米のマーク」31.4%という順であった。(この設問は複数回答)

4. 無洗米の製造方法を知っている30.2%

 無洗米を購入している人に無洗米はどのようにして無洗米になるか聞いたところ、30.2%の人が知っており、具体的な製法を聞いたところ、「米ヌカでとる(BG精米製法)」83.7%、「タピオカデンプンでとる(NTWP加工法)」13.5%、「水で洗う(水洗い乾燥式・湿式法)」10.6%、「ブラシでとる(準無洗米)」8.7%であった。(この設問は複数回答)

無洗米の製造方法認知グラフ

5.60%を越えた今後の購入意向

 今後の無洗米購入意向を聞いたところ、今後は(も)購入したい63.7%で6割の方が購入意向を示した。エリア別では関東圏が68.7%、関西圏が58.6%となっており、現在購入者の99.2%、時々購入者の94.8%、購入中断者の46.1%、未購入者の29.3%に今後の購入意向があることがわかった。この数値からわかるようにリピート率が非常に高い商品と言える。
 また、購入意向者の購入理由は「手間がかからないので便利だから」83.4% 、「水を使わない分経済的でよいから」42.5%、「とぎ汁が出ないので水を汚さなくていいから」41.5% で、「普通米と価格が変わらないから」という答えも26.8%あった。(この設問は複数回答)

無洗米購入理由グラフ

6.無洗米を今後も購入しない理由

 最後に、無洗米の購入意向が今後もない人36.3%にその理由を聞いたところ、「おいしくなさそうだから」43.2%、「お米を研がないと不衛生な気がするから」37.3%、「値段が高いから、高そうだから」32.4%、「銘柄選択の幅がないから、なさそうだから」14.1%であった。
 一度購入するとリピート率が大変高い商品にもかかわらず、無洗米を購入したことのない人が心配する味などの情報不足や無洗米に対するイメージ先行により、購入に至っていない傾向が見られた。(この設問は複数回答)

無洗米を購入しない理由グラフ

7.調査方法

(ア) 調査目的
「無洗米」に対する意識及び現在の接触状況を明確にする。
(イ) 調査対象
関東圏及び関西圏在住の20代〜50代以上のご自身でお米を購入されている女性
エリア別:関東圏(東京都 125名、神奈川県 69名、埼玉県 65名)259名、関西圏(大阪府 131名、京都府 46名、兵庫県 74名)251名
年齢別:20代 125名、30代 131名、40代 124名、50代以上 130名
(ウ) 調査方法
Yahoo(ヤフー)によるインターネット調査、Yahoo登録会員40万人の内、関東圏、関西圏内に住んでいて、実際にお米を購入している女性510名のアンケート調査
(エ) 実査日
平成17年9月6日〜9日

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
地球温暖化対策推進国民運動 チーム・マイナス6%に参加しました

2005. 8.10

深刻な問題となっている地球温暖化。この解決のために世界が協力して作った京都議定書が平成17年2月16日に発効しました。世界に約束した日本の目標は、2008年〜2012年の間に温室効果ガス(CO2)排出量6%の削減。
これを実現するための国民的プロジェクト、それがチーム・マイナス6%です。

無洗米を推奨することによりCO2の削減に貢献できるようにこれからも活動していくつもりです。

あなたも始めてみませんか。 身近なことろからできる省エネ対策。

エアコン冷房は1℃高め、暖房は2℃低めの設定で、約10%省エネ
温水洗浄便座ふたを閉めておけば、最大11%省エネ
冷蔵庫開閉の回数を半分に減らすと、13%省エネ
照 明蛍光灯の方が、同じ明るさでも約15%省エネ
待機電力電気製品のプラグをコンセントから抜いておくと、最大10%省エネ

そして無洗米をお使いいただくと
お米を洗う水が必要ないため、水道水を作る浄水処理やとぎ汁を下水処理するエネルギーが必要なくなりエネルギー消費量は25%減らせます。又CO2の排出量も減らすことが出来ます。

チームマイナス6%のホームページでも
「節水が二酸化炭素削減につながります。家庭で楽しくトライしてみよう」と 節水効果を説明しています。
http://www.team-6.jp/water/

チーム・マイナス6%で勧めている省エネ対策は

  • 冷房は28℃に設定しよう  (温度調節で減らそう)
  • 蛇口はこまめにしめよう   (水道の使い方で減らそう)
  • アイドリングをなくそう   (自動車の使い方で減らそう)
  • エコ製品を選んで買おう   (商品の選び方で減らそう)
  • 過剰包装を断ろう      (買い物とごみを減らそう)
  • コンセントからこまめに抜こう(電気の使い方でへらそう)

個人でもこの運動に賛同くださる方は参加できます。
詳しくは http://www.team-6.jp/ をご覧下さい。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
小学生向け無洗米の解説ページ「無洗米こどもシアター」をリニューアル

2005. 8. 9

NPO法人全国無洗米協会(東京都中央区 理事長 増島 博)では、無洗米の特徴や環境保全効果などイラストや写真を使って分かりやすく解説した教材をリニューアルしました。
当協会のURLはhttp://www.musenmai.com/です。

特定非営利活動法人全国無洗米協会では、昨年三月にホームページに開示した「無洗米こどもシアター」を全面改訂いたしました。
毎年春から秋にかけて小学校でお米に関する授業が行われるのに伴って、小学生や父兄、先生など学校関係者からの、アクセス数が飛躍的に伸びています。これを踏まえ、無洗米こどもシアター「無洗米ってなーに?」を、さらに分かり易く改訂いたしました。

今回の全面改訂では以前のように毎回ページをクリックしなくても自動的にページが変わり、マイマイママに変身したあいちゃんママが説明してくれます。
このページでは、無洗米が何故洗わないで使えるのかをイラストと写真を使って解説してあるばかりでなく、水環境の保全になることや取れた肌ヌカを再利用して循環型の農業を実現していることなどを分かりやすく解説してあります。
無洗米への理解を一層深めていただくために、子供ばかりでなく、父兄の方々にもご一緒にご覧いただければ幸いです。

無洗米こどもシアター
http://www.musenmai.com/kids/index.html

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
2004年度 無洗米の生産量は53万トン

2005. 7.26

全国無洗米協会がこのほどまとめた2004年度(2004年4月1日〜2005年3月31日)の全国の無洗米の推計生産量は、15年産米の不作による影響を大きく受けながらも、53万トン(対前年比1.3%増)になりました。

2004年度は、15年産米の不作の影響により、特に15年産米が主原料となっていた上半期(2004年4月〜9月)は、前年比マイナス成長となりましたが、16年産新米が登場した下半期(2004年10月〜2005年3月)には、前年比を上回りました。最終的には、2004年度は、前年対比1.3%増となりました。
無洗米市場の今後の予想としては、数%の伸張が見込まれています。

一昨年度(2003年度)は、15年産米の不作により原料価格が上昇し、米全体の流通量が大幅に落ち込みました。このことは多くの米穀企業の経営基盤を脅かすほどの打撃となりました。そのような中でも無洗米の流通量については前年並みの増加となり、堅調な成長を維持しました。 例えば、米の一人当たりの消費量は次のように推移しています。

2002年4月〜2003年3月60,089g/年656g減少
2003年4月〜2004年3月59,527g/年562g減少
2004年4月〜2005年3月58,952g/年575g減少
(全世帯の米の1人当たり消費量  農林水産省総合食料局発表)

米の一人当たりの消費量推移グラフ

このように米の一人当たりの消費量が減少している中、無洗米は、着実な成長を続けています。
一方、無洗米の普及率は、ここにきて一段落してるかの声も聞かれますが、不作による流通量の減少や、農林水産量が公表している「米の消費量動向等調査」に見られるような米の消費量そのものの減退とは関係なく、無洗米独自で普及を続けており、今後もこの動きは続くものと見られます。

尚、当協会では毎年、推計ながらあらゆる方式による無洗米の総生産量の報告を行なっております。今回の発表も当協会が確実に実数を把握出来る、2004年度の当協会認証無洗米の生産量を基に、量販店及び業務筋の他の無洗米との割合を調査し、それから2004年度の全無洗米の生産量を算出しました。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
「エコプロダクツ2004」に出展しました

2004.12.21

2004年12月9日(木)〜11日(土)までの3日間、「地球と私のためのエコスタイルフェア〜エコプロダクツ2004」に出展しました。
ブースには多くの小・中学生が訪れ、玄米から無洗米になるまでのお米をルーペで 見たり、「無洗米こどもシアター」などでとぎ汁の環境負荷について勉強しました。無洗米を利用すれば環境負荷を減らせることを初めて知ったという方も多く、驚いた様子で展示に見入っていました。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
「無洗米セミナー」を開催しました

2004.11.12

2004年10月30日(土)と11月6日(土)、それぞれ東京と大阪において、「無洗米セミナー」を開催いたしました。「もっと知りたい無洗米」をテーマに、東京会場では岸朝子氏による基調講演やパネルディスカッションを、また大阪会場では奥村彪生氏を基調講演に向かえ、東京会場と同じく、各分野のスペシャリストらによるパネルディスカッションを行いました。
2日間を通して、消費者団体や教育関係者、一般消費者など約450名と多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

■平成16年10月30日(土)13:30〜 東京ウィメンズプラザにて

<挨拶>
福場博保(全国無洗米協会 理事長)

<基調講演>
岸 朝子氏(食生活ジャーナリスト)

テーマ「おいしく食べて健康長寿」

<パネルディスカッション> テーマ「無洗米への疑問や現状について」
コーディネーター:碧海酉癸氏(消費生活アドバイザー)
パネリスト:岸朝子氏(食生活ジャーナリスト)
川田玲子氏(徳島文理大学 教授)
河村美穂氏(埼玉大学 助教授)
玉川雅章氏(東京ガス株式会社 「食」情報センター所長)


東京会場のパネルディスカッションの様子

■平成16年11月6日(土)13:30〜 大阪リバーサイドホテルにて

<挨拶>
福場博保(全国無洗米協会 理事長)

<基調講演>
奥村彪生氏(伝承料理研究家)
テーマ「世界文化の中の日本の米」

<パネルディスカッション> テーマ「無洗米への疑問や現状について」
コーディネーター:山藤泰氏(関西学院大学大学院 国内客員教授)
パネリスト:奥村彪生氏(伝承料理研究家)
奥田和子氏(甲南女子大学 教授)
三沢邦子氏(消費生活アドバイザー)
宮井真千子氏(松下電器産業株式会社くらし研究所LivLa所長)


大阪会場のパネルディスカッションの様子

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米、簡便性から味で選ぶ時代に

2004. 9.30

特定非営利活動法人全国無洗米協会(東京都中央区銀座 理事長 福場博保)は、前年に引き続き関東圏と関西圏の実際にお米を購入している女性400人を対象に、無洗米に関する意識調査を実施しました。それによると、無洗米の購入意向は年々増すとともに、消費者の無洗米の「味」への関心が高くなってきていることが判明しました。

1.「無洗米はどれも全て美味しかった」49.5%

無洗米を実際に購入者している、時々購入している、以前購入していたが今は購入していない人の無洗米の「味」についての評価を聞いてみました。約半数の49.5%の人が今の無洗米の味に満足しているが、「美味しいものとそうでない物がある」と評価した人が33%、「どれも美味しくなかった」という人が17.5%ありました。

これを、購入者、ときどき購入、中断者ごとに調べてみると、中断者は、「どれも美味しくなかった」31.8%という結果になり、購入者、時々購入者に比べ顕著にその差が出てきました。

つまり、無洗米を購入している人は、「味」に満足しているが、中断した人は美味しくない無洗米を購入したため、無洗米の購入を止めてしまったことになります。

2.無洗米中断者理由は34.1%で「美味しくなかった」

無洗米の購入を中断した人の中断理由を聞いてみると、1位が34.1%で「美味しくなかったから」が挙げられ、2位は30.6%で「値段が高かったから」として、「味」への不満がトップでした。「無洗米でも洗ってしまうから」(7%)というものもありました。
「美味しくなかったから」、「無洗米でも洗ってしまうから」を併せると、41.1%あり、約4割の人が無洗米の品質に関することで、購入を中断していました。

3.購入再開の条件は「美味しければ買う」

無洗米の購入を中断した人に、無洗米の購入を再開するとすればどういう理由で再開するかを聞いてみました。
結果は、「美味しければ買う」が1位で36.5%。特に関東圏では、この理由で購入再開する人が50%になり、美味しければ無洗米を購入するというケースが多いことが分かりました。

4.無洗米購入意向は年々高く。

無洗米の購入意向は、02年が47.5%、03年が50.3%、04年(今年)が51.5%と年々上昇傾向にあります。

5.調査方法

(ア)調査目的
「無洗米」に対する消費者の意識及び現在の接触状況を明確にする。
(イ)調査対象
関東圏及び関西圏在住の20代〜60代以上のご自身でお米を購入されている女性、関東圏・関西圏各200名
(ウ)調査方法
街頭インタビュー
(エ)実査エリア
関東圏 銀座駅周辺、新宿駅周辺、横浜駅周辺、大宮駅周辺
関西圏 梅田駅周辺、難波駅周辺、三宮駅周辺、四条河原町駅周辺
(オ)実査日
平成16年7月28日〜31日

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米の製造から消費に係る環境負荷は普通米より少ない
―無洗米のLCA面を(財)日本土壌協会が最終報告―

2004. 7.22

財団法人日本土壌協会(会長理事 熊澤喜久雄 東京都千代田区)がこのほどまとめた「無洗米と普通米の環境影響評価」(その2)の調査結果によると、無洗米の製造から副産物の肌ヌカ肥料製造までの総消費エネルギー量は、従来の普通米を使った時の米のとぎ汁浄化に要する消費エネルギー及び肌ヌカ肥料と同等の化学肥料を作るのに要する消費エネルギーの和に比べて、ずっと少ないことが確認されました。また、肌ヌカ肥料は化学肥料に比べ、適量の使用ならば、地下水を汚染する可能性が低いことも確認されました。

(財)日本土壌協会は、平成14年秋より無洗米使用による環境保全効果をLCA(life cycle assessment:製品の評価を原料の調達から加工,製品・廃棄に至る全ての過程で生じる環境負荷を分析して行う手法)の面から多角的に調査し、平成15年8月に「無洗米と普通米の環境影響評価」(その1)として、無洗米の使用は、米のとぎ汁を下水処理場などで汚水処理している現状に比べ消費エネルギー量が少なく、環境保全にとって有効なことを確認しました。

今般、更に、LCAで言うところの廃棄物である無洗米製造時に出る肌ヌカが有機質肥料として活用されていることに注目し、それと同等の化学肥料との消費エネルギー増減、それぞれの肥料による地下水汚染の可能性について調査し、「無洗米と普通米の環境影響評価」(その2)として報告しました。
即ち、報告書(その1)、(その2)を通して無洗米のLCAを無洗米の製造・消費から肌ヌカを肥料として使うまでの全過程とみなした調査を行いました。
なお、この調査は、無洗米製造に必要なエネルギーの使用量等が詳しく開示され肌ヌカを肥料または飼料として実際に活用している「ヌカでヌカを取る製法(BG精米製法)で作られた無洗米」を対象に行われました。

NPO法人全国無洗米協会では無洗米の環境保全効果について、「無洗米はとぎ汁を出さず、節水にもなるが、製造段階で多くのエネルギーを使うのでは意味がない」、「家庭で研ぎ汁が出なくても工場で汚水や産業廃棄物が出たのでは意味がない」と考え、無洗米は普通米を使うときのエネルギーよりも少ないエネルギーで製造・消費され、しかも汚水や産業廃棄物を出さない、ゼロエミッションを実現できるものであることを規格の大切な条件に据えてまいりました。
今回の(財)日本土壌協会の最終報告書はこれらの項目が達成されていることを確認しています。

【今回の調査結果のポイント】

無洗米の製造過程で消費するエネルギー量は普通米を使った時の米の研ぎ汁を浄化するのに要するエネルギー量より少ないことが、昨年報告された同報告書(その1)で確認されています。今回の報告書では、肌ヌカ肥料と同等の肥料特性を持つ化学肥料を製造するために要するエネルギー、海外からの製品及び原料の運搬に要するエネルギーの和を化学肥料製造に要するエネルギーと仮定して割り出しました。
また、実際に肌ヌカ肥料と同等の化学肥料を圃場実験し環境に与える肥料特性も調査しました。
その結果

  1. 無洗米の製造及び肌ヌカ肥料製造に係わる総消費エネルギー量は、普通米のとぎ汁浄化に要するエネルギー及び肌ヌカと同等の化学肥料製造に係わる総エネルギー量より少ない。
  2. 肌ヌカ肥料は植物に有効に作用する可給態窒素に富み、地下水汚染の原因になる無機態窒素の含有量が少ないので、適量の使用なら化学肥料よりも地下水を汚染する可能性が低い。
  3. 肌ヌカ肥料を使うことによって、無洗米製造過程からは廃棄物が排出されないので、ゼロエミッションを達成している。

尚、無洗米製造過程で出る肌ヌカは、加工されて商品名「米の精」として肥料または良質の飼料として使われています。

資料:(財)日本土壌協会「無洗米と普通米の環境影響評価」(2年間のまとめ)

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
2003年度 無洗米の生産量が52万3千トン

2004. 7. 9

全国無洗米協会がこのほどまとめた2003年度(2003年4月1日〜2004年3月31日)の全国の無洗米の推計生産量は、52万3千t(対前年比104%)になりました。
昨年の米不作による影響で、原料価格が上昇し米全体の流通量が落ち込んだにもかかわらず、無洗米は比較的堅調な成長を維持しました。

平成15年(2003年)産の米の生産量は、冷夏の影響により、平成5年以来の大凶作となり全国平均で作況指数90を示しました。中でも北海道、東北地域の太平洋側で収穫量が極端に落ち込み、北海道では作況指数が73、東北では80という大不作に見舞われました。これに伴い、多くの銘柄米の価格が高騰し、家庭用・業務用も含め比較的上質米が流通していることが多い無洗米は、流通量が大きな打撃を受けるものと予想されていましたが、例年ほどの増加率は望めなかったとはいえ、比較的堅調な成長を維持しました。

無洗米の特徴のひとつにリピート率の高さがありますが、今年のように価格上昇による消費者の米離れが進む中、本来なら無洗米といえども減少傾向が見られるものと予想されておりましたが、このリピート率の高さが無洗米離れに歯止めをかける一因となっていると思われます。

このような無洗米の堅調な普及は、炊飯器メーカーにも影響を及ぼしており、全炊飯器メーカーが製造する炊飯器には、新たに「無洗米モード」や「無洗米コース」といった無洗米専用の炊飯プログラムが組み込まれるようになり、無洗米が完全に生活の中に入り込んだということも無洗米の堅調な推移を支えているとも云えそうです。

また、当協会のホームページのアクセス数も、2003年1月〜6月期に比べ、2004年の同時期では約1割増加しており、このことは、消費者の無洗米に対する関心度が益々高まっていることを裏付けています。

このように無洗米は、不作により流通量の減少や、農林水産量が公表している「米の消費量動向等調査」に見られるような米の消費量そのものの減退とは関係なく、無洗米独自で普及を続けており、今後もこの動きは続くものと見られます。

尚、当協会では毎年、推計ながら全無洗米の総生産量の報告を行なっておりますが、今回の発表は、本年2月に発表した「全無洗米の推計生産量の訂正」からあまり日数が経過していないことから、平成14年度の当協会無洗米の生産量366,000トンの場合に全無洗米量が50万5千トンに推計したデータや根拠(昨年末、首都圏及び京阪神の生協における調査データ、主婦連が行なった一般消費者における無洗米の購入先調査など)を基に、15年度の当協会無洗米の生産量380,000トンにその比率を当てはめて算出しました。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
小学生向け無洗米の解説ページ「無洗米こどもシアター」を開設

2004. 3. 2

NPO法人全国無洗米協会(東京都千代田区 理事長 福場博保)では、無洗米の特徴や環境保全効果など絵や写真を使って分かりやすく解説した紙芝居風の教材を作り、ホームページで紹介しました。
URLはhttp://www.musenmai.com/kids/です。

NPO法人全国無洗米協会では、毎年春から秋にかけて、小学校でお米に関する授業が行われるのに伴って、小学生や父兄、先生など学校関係者からのホームページへのアクセスが増えるのに注目して、小学生にも正しく無洗米の意義や環境保全効果を理解してもらうために、絵と写真を使った解説のページ「無洗米こどもシアター」を設けました。
このページでは、無洗米がなぜ洗わないで使えるのかを絵と写真を使って解説してあるばかりでなく、そもそも無洗米が開発された原点である水環境の保全になることや取れた肌ヌカを再利用して循環型の農業を実現していることなどを分かりやすく解説しています。
当協会では、子供ばかりでなく、父兄の方々にも一緒に見ていただいて無洗米への理解を深めていただきたいと思っています。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
「全無洗米の推計生産量の訂正」と「無洗米工場の稼動状況」について

2004. 2.12

NPO法人全国無洗米協会では、平成15年6月19日に平成14年度(平成14年4月1日〜平成15年3月31日)の全無洗米の推計総生産量を「66万2千トン」として公表していましたが、この度、その後判明しました各種データを基に推算し直しました結果、推計総生産量を「50万5千トン」に訂正いたします。

1.推計生産量について

当協会では毎年、推計ながら全無洗米の総生産量の報告を行なっております。この数値は当協会が正確に把握できる、協会の基準をクリアーし認証した無洗米(以下「当協会無洗米」という)の生産量と別紙2の店頭調査データなどを基に、平成14年度は、「66万2千トン」を推算(別紙1−(1)参照)し、昨年6月19日に公表致しました。

2.推計生産量の訂正について

ところが昨年末に、首都圏及び京阪神の生協について各方面のご協力を得て詳しく調査を行なった結果、先にご報告(平成15年12月3日付リリース「無洗米の進捗状況について」)しましたとおり、都市部生協の無洗米の取扱量について、ほぼ正確な値を得ることが出来ました。また、主婦連が一般消費者における無洗米の購入先調査を行い公表されました。

これらのデータを基に、まず、首都圏、京阪神地区の両地域を合わせた「一般消費者用」の無洗米の販売量を求め(別紙1−(2)参照)、次にその中で当協会無洗米の占率を求め(別紙1−(3)参照)、その占率から「全国の一般消費者用無洗米」の販売量を求め(別紙1−(4)参照)、その数値に「全国の業務用」(この値は前回と変っていない)を合算し、平成14年度の全無洗米の推計総生産量「50万5千トン」を得ました(別紙−(5)参照)。

この結果、前回公表した数値と大幅に異なること、さらに今回得た数値は前回よりも精度が高いことから、訂正し公表することと致しました。

ちなみに、当協会ではより正確な無洗米の生産量把握のため、全国の米袋製造業者の方々にご協力を頂いて、平成14年度に納入された無洗米の米袋数量及び容量からのアプローチを試みておりますが、現在のところ上記数字を上方へ修整しなければならないデータは、全く見られません。

また、当然のことですが、今回の件で無洗米の販売店の数が、そのまま販売量には結びつかないということを再認識させられました。それは店頭調査の限界として、店舗の規模、無洗米販売への注力状況、商品のもつ力等は分からず、その結果である売れ行きまではなかなか確認出来ないということです。そして、特に無洗米は現在過渡期にあるので、一層その傾向が強いものと思われます。十分注意すべきことと反省した次第です。

3.無洗米工場の稼動状況について

次に、今回の全無洗米の推計販売量(生産量)と、各無洗米工場の生産能力(下表参照)より、無洗米工場の稼動高について推計してみると別紙3のようになります。

これから分かることは、当協会無洗米の生産工場の平均稼動率は105.8%と極めて高く、それ以外の工場では平均稼動率10.5%になります。

無洗米の生産量を考えるとき、ここでも過渡期にある現在、単純に工場数や生産能力からだけでは推し量れず、稼動高が大きな要素となることが分かりました。

無洗米工場の生産能力
区分 工場に設置されている
「無洗米製造装置」
と称される機器の加工方式
工場数 合算した生産能力(年)
(b) A社製 乾式研磨方式 195 30.3万t
(b) B社製 水洗式・媒体混合方式 132 87.4万t
(a) C社製 BG方式 49 34.7万t
(b) D社製 水洗式 48 2.6万t
(b) E社製 乾式研磨方式 30 8.9万t
  • 註1:区分(a)は当協会が認証した無洗米の製造工場、(b)はそれ以外の工場。
  • 註2:区分(b)の工場数の合計は405工場、その生産能力は合計129.2万t。
  • 註3:「合算した生産能力」は、公表されているデータ及び当協会の収集したデータにより、各工場の設置機器の毎時能力に基づき合算した。
  • 註4:一部の工場では、同一工場内に異なるメーカー製の装置が設置されている場合があるが、それぞれの装置につき1工場として計算した。

なお、当協会では、無洗米に関する正しい情報の発信を心がけております。今回の件につきお気づきの点やご指摘があれば是非お知らせいただけますようお願いいたします。

更に、正確な情報を発信するための参考にさせていただきます。

<別紙1>

(1) 前回の推算

平成14年度の当協会無洗米の生産量366,751トンのうち「一般消費者用」は223,718トンでしたので、それに、別紙2の 2002年の店頭調査結果(調査機関による、どの無洗米を取り扱っているかの調査であって、その販売数量の調査は出来ていない)である調査対象300店の内、当協会員無洗米を扱っている店185店(48.3%)、それ以外の無洗米を扱っている198店(51.7%)を反映させて「一般消費者用」の全無洗米の推計生産量を463,184トンとし、別途データで算出した業務用とを合算して全無洗米の推計を66万2千トンとしました。

全無洗米の
総生産量
661,841トン

一般用 463,184トン

業務用
198,657トン

当協会無洗米48.3%
223,718トン

他の無洗米51.7%
239,466トン

 
(2) 首都圏、京阪神地区の両地域を合わせた「一般消費者用」無洗米の販売量

平成14年度の首都圏の生協での無洗米販売量は59,500トン、京阪神生協の販売量は22,135トン、計81,635トンでありました。
一方、主婦連の調査では一般消費者の無洗米の購入先は、東京では生協42%、その他58%、大阪で生協26%、その他74%となっています。この傾向を首都圏、京阪神地区に当てはめますと、両地域合わせた「一般消費者用」無洗米の販売量は226,802トン(他の無洗米も含めた量)となります。

都市部の「一般消費者用」の全無洗米
226,802トン

首都圏 141,667トン

京阪神地区 85,135トン

生協 42%
59,500トン

その他58%
82,167トン

生協 26%
22,135トン

その他74%
63,000トン

 
(3) 首都圏、京阪神地区の両地域を合わせた「一般消費者用」協会無洗米の販売量

(2)と同じ地域での当協会無洗米の内、「一般消費者用」の販売数量をあらためて調査しますと、165,605トンでしたので、上記(2)の内、その占率は73.01%になりました。

都市部「一般消費者用」の全無洗米
226,802トン

当協会無洗米

他の無洗米

165,605トン
都市部占率   73.01%

61,197トン
都市部占率   26.99%

 
(4) 全国の「一般消費者用」無洗米の販売量

そこで、この占率で、全国の「一般消費者用」の全無洗米の生産量を推計しますと、306,421トンとなり、前回の推計値、463,184トンより156,763トンも少ないことが判明しました。

全国の「一般消費者用」の全無洗米
306,421トン

当協会無洗米

他の無洗米

223,718トン  73.01%

82,703トン   26.99%

 
(5) 全国の全無洗米の推計総生産量

これに別途計算した、業務用の無洗米の量を加えますと50万5千トンになりました。

全無洗米の
推計総生産量
505,078トン

一般消費者用 306,421トン

業務用198,657トン

当協会無洗米
223,718トン

他の無洗米
82,703トン

 
<別紙2>
 店頭調査の結果
2001年
2002年
2003年
  
 
<別紙3>

無洗米製造工場における生産量と生産能力(平成14年度)

(a) 当協会の認証を受けた
無洗米を生産している49工場
(平均稼動率105.8%)
(b) 当協会の認証を受けない
無洗米を生産している405工場
(平均稼動率10.7%)
注1: 生産能力は、各工場の合計毎時能力トン×9(1日当りの稼動時間)×0.8(ロット切換ロス)×300(年日数)で計算した。
注2: 注1の各工場の合計毎時能力は、知り得た範囲の各工場の設置機器の毎時能力を合算した。
注3: (a)の生産量は当協会の認証を受けた無洗米の生産量の合計。また(b)の生産量は推計総生産量より、(a)の生産量を差し引いた量である。
注4: データの収集漏れなどにより(b)の工場数が増える可能性があり、その場合(b)の稼動率は上記より低くなる。

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米の進捗状況について

2003.12. 3

最近の業界紙等によると、昨年度の都市部の大手生協の無洗米販売量が前年と比べて「頭打ちではないか」という見方と「急速に拡大している」という両極端の見解が報道されています。そこで当協会では、実際の無洗米の進捗状況及び実態について調査しましたので、ご報告申し上げます。

1. 当協会が両見解に基づき調査した、首都圏及び京阪神地区の大手生協を対象とした昨年度の無洗米販売量と前年度の販売実績は下表の通りです(調査は、公表されたもの・当該生協や納入業者などからの情報を一括計上したもの)。
一昨年当時、当協会のTV・CMによる無洗米ブームで購入されていたが、その後、徐々に消費者の厳しい選択により購入状況が変化してきていることを明らかにするために、あえて、当協会が消費者サイドに立って認証した無洗米工場(安全性・品質が優れて、生産時の環境負荷が少ないなどを達成していることを確認して認証)の無洗米(以下、「当協会無洗米」という)と、それ以外の無洗米を区別して表記しました。
都市部大手生協における無洗米の年間販売量推移
平成13年度 平成14年度

無洗米・全販売量

62,799 t 81,635 t
うち当協会無洗米 54,015 t 72,598 t
その他無洗米 8,784 t 9,037 t
※ 上表の販売量は首都圏の大手6生協、京阪神地区の大手5生協の計11生協の合計です。(前者の販売量は、後者の約3倍)
 
2. 上表の通り、市場に出回っている様々な無洗米の中にあって、少なくとも当協会無洗米に限っては、「頭打ち」になっているどころか、大幅に普及拡大し、平均伸び率で134%になっていること。更に昨年度のこれら生協の当協会無洗米の総販売量が7.2万トンを超え、それらの生協で扱う全無洗米の約89%のシェアを占めていることや、上記都市部大手生協の昨年度の無洗米総販売量が約8.2万トンということも判明しました。これらのことから、都市部大手生協の中でも、当協会無洗米を扱っている生協の供給は「急速に拡大」、それ以外の無洗米を扱っている生協は「頭打ち」という両見解の報道に繋がっていると思われます。
 
3. 一方、当協会は2001年より、毎年専門の調査機関で、スーパー等の小売店(後述)における当協会無洗米と、それ以外の無洗米の取扱店数比率を調査していますが、この3年間の調査結果は別紙の通りで、2001年当時は、当協会無洗米以外の無洗米の流通量は低く、小売店における当協会無洗米の取扱店数比率は高かったものの、当協会が無洗米のTV・CMを始めると、一挙に無洗米の人気が高まり、また各米穀業者から、様々な無洗米が売り出されました。その結果、別紙に示されるように、2002年には、小売店における当協会の取扱店数比率は他の無洗米より下回っていました。しかし2003年にはその他の無洗米の総取扱店数より上回り完全に逆転する結果となっています。一般消費者は何も知らないようで実は、徐々に無洗米の中にも「品質や環境により優れたもの」があることに気づき始めたのではないかと思われます。
この点については、当協会が行った無洗米購入者を対象にした調査で、無洗米を購入する時重視するポイントとして、1位「銘柄」40.9%に続き、2位に「当協会の無洗米認証マーク」を挙げた人が36.9%もいることからもうかがえます。

また、特に環境面においては、47.2%の人が「とぎ汁が出なくて水を汚さなくていい」を購入理由に挙げているなど、最近ではなんとなく良さそうという漠然としたイメージから、更に当協会無洗米の環境保全効果が(財)日本土壌協会の調査により明らかにされ、また、当協会認証無洗米の「米のとぎ汁による環境汚染防止効果」などに対して「環境大臣賞表彰」がされるなど、具体的な評価となっていることも見過ごせないでしょう。

以上の状況を総合的に勘案すると、これまで、どの無洗米も全体的に順調に伸びているという見解の基に発表されていた総販売量の見直し調査が、必要ではないかと考えている次第です。
 
4. 当協会の無洗米規格(概要)
(1) 安全性を保つため、生産時に他の物を添加しないこと。
(2) 消費者が洗米をする必要がないように、よくヌカが取れていること。また食味を落としていないこと。
(3) 生産時の環境負荷が少ないこと。
(4) 以上の総てを満たしていること。
 
5. 調査概要
 1)調査目的
   お米売り場における無洗米の実態把握
 2)対象エリア
   関東圏  東京、神奈川、千葉、埼玉
   関西圏  大坂、京都、兵庫
 3)標本数
   300(関東圏200、関西圏100)
 4)対象チャネル
    GMS、中型SM(売り場面積1500m2以上)、小型SM(1500m2未満)、
   百貨店、DS、HC
 5)実査期間
   2003年データ   平成15年7月25日〜8月3日
   2002年データ   平成14年5月11日〜5月19日
   2001年データ   平成13年5月27日〜6月3日 

 6)調査方法
   婦人調査員による覆面店頭観察調査
無洗米売場観察調査2001〜2003
平成15年12月
2001年
2002年
2003年

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
3割を超えた無洗米の購入者

2003.10.16

NPO法人の全国無洗米協会(東京都千代田区 理事長 福場博保)では、前年に引き続き関東圏と関西圏の実際にお米を購入している女性各200人を対象に、無洗米に関する意識調査を実施いたしました。それによりますと、無洗米の購入者が31.4%(前年度21.5%、以下同じ)に増加したのに対し、無洗米を一度も購入したことのない人は、49.4%(62.4%)と初めて50%を切りました。また、無洗米の価格やアイテム数の不足に対する不満が改善されています。
※文中( )の中の数値は前年調査の数値です

1.無洗米の認知率98%

無洗米の認知率は、「知っている」と「聞いたことがある」と答えた人を併せて97.8% (96.5%)でした。前年の調査では「知らない」と答えた人が6.5%いた関西でも今年は知らない人は2.5%になりました。
東西を問わず無洗米を知らない人はほとんどいないと言えます。

2.「便利」、「環境に良い」が無洗米のイメージ

次ぎに無洗米のイメージについて聞きました。上位5つは昨年と同じ項目でしたが、昨年3位だった「洗わないので不衛生な気がする」は大幅に減って5位になり、お米を洗わないことに対する、抵抗感が減る方向にあることが分かります。

3.無洗米の現在購入者10%増え31.4%

現在、無洗米を購入している人は、時々購入している人を含めて31.4% (21.5%)で、1年で10%も増えています。関東圏で32.6% (23.6%)、関西圏30.2% (19.3%)と東西揃って30%を超えています。
年代別では20代34.6%、30代32.9%、40代36.3%等が多く、反対に50歳代29.9%、60歳代以上は23.4%と平均より少なくなっていますが、各年代で前年の数値を上回っています。
所帯構成別では、一人暮らし40.0%、夫婦と子供35.7%が多く、少ないのは夫婦のみ21.8%、夫婦と子供と祖父母23.1%です。
夫婦のみの家庭は、高齢化が進んでいる現在では若い夫婦よりも、子供が独立後の高齢の夫婦と考えられますから、結局、一人暮らしや子供のいる忙しい家庭での購入が多く、逆に、少ないのは夫婦のみの家庭や夫婦と子供と祖父母の家庭等、高齢者のいらっしゃる家庭だといえます。

年代別無洗米購入状況

単位 %

  03年度 02年度
20歳代 34.6 16.5
30歳代 32.9 30.4
40歳代 36.3 22.5
50歳代 29.9 19.2
60歳代以上 23.4 18.7

4.無洗米の購入先は食品スーパー、生協

無洗米の購入先は、圧倒的に食品スーパー63.6% が多く、続いて生協24.2% 、米穀店は9.6% で10%弱となっています。
ところで、主婦連が昨年秋行った「お米の消費動向調査」の中で、無洗米を含めたお米の購入場所を聞いていますが、その上位の順位ではスーパー50.1%、米屋33.4%、生協等グループ27.7%だったのと比べ、生協と米穀店の順位と占率に大きな違いが出ております。
これは、無洗米が従来のお米と違って、生協から売れ出したという特別の歴史を持った商品であることを物語っているといえます。

5.購入理由は利便性と環境保全

現在無洗米を買っている人の無洗米購入理由は表の通りで、利便性、環境保全、味が上位の3つですが、今年から新たに設けた「値段が手ごろだから」という項目を挙げた人が10%もありました。
一部では無洗米は、値段が高いといわれてきましたが、最近では種類も増え価格帯も広くなって選択の幅が広がっていることに敏感に反応したものといえます。

6.半数以上が美味しい

無洗米購入経験者に今まで食べた無洗米の味について聞いたところ、55.6% (49.0%)の人が「無洗米はどれも全て美味しかった」と答えており、逆に「どれも美味しくなかった」という人は14.1% (13.8%)で、そのほとんどが購入中断者でした。
「美味しいものとそうでないものがあった」と答えた人が30.3%(36.6%)ありました。
当然のことですが、美味しい無洗米を購入した人は買い続け、そうでなかった人は購入を中断していることが分かります。

7.無洗米購入中断の理由は情報不足

無洗米購入中断の理由は「美味しくなかった」38.7% (40.3%)が昨年とほぼ同様の割合を占めましたが、「値段が高いから」25.3% (41.9%)、「銘柄選択の幅がなかった」9.3%(17.7%)は大幅に減り、「その他」28.0% (21.0%)が増えています。
「その他」の内訳を見ますと、「お米を実家から貰うようになった」等無洗米と関係の無い理由で買わなくなった人と「無洗米でも洗ってしまう」等、無洗米に関する正しい情報が不足しているケースがほぼ同数ずつあります。
また、「美味しくなかった」と答えた人の中には、無洗米独特の水加減をご存知なくて、美味しく炊けなかった方が相当おられるのではないかと推測できます。
必要な情報が正確に伝達されていない場合が購入中断の大きな理由の一つだと思われます。
なお、購入中断者の37.3%は再購入の意向があります。

8.50%を越えた今後の購入意向

今後の無洗米購入意向は50.3%で僅かですが、50%を超えました。関東圏が54.5%、関西圏が46.0%となっており、現在購入者の全員、時々購入者の95.5%、購入中断者の37.3%、未購入者の25.9%に今後の購入意向があることが分かりました。
また、購入意向者の購入理由は「簡単便利だから」87.6% (91.6%)、「とぎ汁が出ず、環境を汚さないから」54.2% (61.1%)、「水道代が節約でき経済的だから」36.8% (43.7%)で上位3つは昨年と同じですが、4番目は1ランク上がった「普通米と価格が変わらないから」16.9% (7.9%)と価格について、普通米と同じという感覚を持っている人が増えているのが目立ちます。
これらの傾向から見ると、無洗米を購入する家庭はまだまだ増えるものと思われます。

9.相変わらず多い食わず嫌い

最後に、無洗米の購入意向が今後も無い人に買わない理由を聞きますと、「美味しくなさそう」42.2% (34.8%)、「お米を洗わないので不衛生な気がする」40.2% (63.3%)、「普通米より価格が高い」20.1% (25.7%)が上位の理由ですが、「お米を洗わないので不衛生な気がする」が大幅に減っており、また、僅かですが、ここでも価格に対する不満が少なくなっています。
また、味については現在の購入者の多くが満足しているのに、買ったことの無い人が心配する、食わず嫌いの傾向は、占率的には増える方向で推移しているようです。

10.調査方法

(ア) 調査目的
「無洗米」に対する意識及び現在の接触状況を明確にする。
(イ) 調査対象
関東圏及び関西圏在住の20代〜60代以上のご自身でお米を購入されている女性
関東圏、関西圏各200名
(ウ) 調査方法
街頭インタビュー
(エ) 実査エリア
関東圏 銀座駅周辺、新宿駅周辺、横浜駅周辺、大宮駅周辺
関西圏 梅田駅周辺、難波駅周辺、三宮駅周辺,四条河原町駅周辺
(オ) 実査日
平成15年7月15日〜18日

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米の環境保全効果を第三者機関が確認

2003. 8.29

財団法人日本土壌協会(会長理事 熊澤喜久雄 東京都千代田区)がこのほどまとめた「無洗米と普通米の環境影響評価」の調査結果によると、無洗米は普通精米に比べ環境保全に有効なことが確認されました。

(財)日本土壌協会は、無洗米使用による環境保全効果をLCA(life cycle assessment:製品の評価を原料の調達から加工,製品・廃棄に至る全ての過程で生じる環境負荷を分析して行う手法)の面から調査を行ったところ、普通精米を研いでそのとぎ汁を下水処理場などで汚水処理している現状に比べ、無洗米の使用は、環境保全にとって有効なことが確認されました。
なお、この調査は、無洗米製造に必要なエネルギーの使用量等が詳しく開示されている「ヌカでヌカを取る製法(BG精米法)で作られた無洗米」を対象に行われました。

無洗米の普及が進むにつれて、無洗米の環境保全効果については、しばしば「無洗米はとぎ汁を出さず、節水にもなる等、一見環境によさそうだが、製造段階で使うエネルギー等を考えるとそうでもないのではないか」という疑問が呈されてきました。しかし、今回の調査により無洗米は普通精米に比べ、製造過程を考慮しても、なお環境保全に有効なことが確認されたことになります。

【今回の調査結果のポイント】

  1. 米のとぎ汁には、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質)、窒素、リン、油脂分(n−ヘキサン抽出物等)などの汚濁物質が多量に含まれていること。
  2. 下水道処理場では、この内BOD、COD、SS、油脂分はほとんど除去されるが、赤潮やアオコの原因である窒素、リンについては、多くの部分が処理できずに放流されること。
  3. 無洗米を一度軽く洗った後の排水と、普通米のとぎ汁を下水処理した排水とを比べると、無洗米の方が汚濁物質が少ないこと。また、当然、無洗米を洗わずに使用する場合は、汚濁物質を全く排出しないこと。
  4. 無洗米製造に必要なエネルギー使用量は、普通精米を研いだときに出るとぎ汁を下水処理したときのそれよりも、少なくてすむこと。
  5. さらに、肌ヌカ処理まで含めた(有機質肥料や飼料に加工し有効利用する)エネルギー使用量は、普通精米を研いだときに出るとぎ汁を下水処理したときとほぼ同量であるので、無洗米の方が、エネルギーを有効に利用していること。
  6. 無洗米は上水の節約になること。

などです。

今後このLCA調査は、無洗米製造時に「副産物」として取れる肌ヌカ(普通米の場合はとぎ汁として流されていたヌカ分)の有機質肥料などへの有効利用と、それに匹敵する化学肥料の製造エネルギーとの比較などの調査まで行われる予定ですが、すでに、上記4、5にあるような無洗米の製造エネルギーを勘案すると、無洗米の環境保全の有効性がさらに明白に確認されることになると推察されます。

無洗米は洗わずに炊けるという利便性が、消費者ニーズに合致し、平成3年の発売以降急速に普及しておりますが、当協会(理事長 福場博保 東京都千代田区)の昨年度の「消費者の無洗米購入動向調査」では、すでに2割(首都圏・関西圏の調査)以上の消費者が、無洗米を利用しているという結果が出ております。この背景には、利便性ばかりでなく、近年の環境にやさしい商品を購入しようとするグリーンコンシューマー増加の影響もうかがえます。

【無洗米の購入理由】

当協会の平成14年度の調査結果より

都市型河川の汚染の大きな原因である家庭排水には、トイレを始め、米のとぎ汁(台所排水の大きな部分を占める)、風呂、洗濯など幾つかの大きなファクターがありますが、米のとぎ汁以外は生活していくうえで今、直ちに排出を止めることは不可能です。
そのようなことを考えると、無洗米の利用は、直ちにしかも確実に出来る「環境にやさしい生活を送るグリーンコンシューマー」への有効な手段の一つといえます。

<資料:(財)日本土壌協会 「無洗米と普通米の環境影響評価」(その1)概要版

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米規格に関する濁度基準値の改定について

2003. 7.31

NPO法人全国無洗米協会(東京都千代田区 理事長 福場博保)では、食糧庁より無洗米に関する濁度測定方法(以後食糧庁方式)が示されたことを受け、この度、同協会「無洗米規格」の濁度基準値を、濁度28ppm以下と変更することにしました。

無洗米の定義については、平成14年秋より食糧庁の主導で無洗米を水に入れた時の水の濁り具合(濁度)を基準にすることで検討が進められ、先頃、食糧庁より食糧庁方式の測定方法が示されましたが、最終的に、無洗米の定義が決まらないまま食糧庁はなくなってしまいました。
無洗米の定義は決定されませんでしたが、無洗米の濁度測定方法が示されましたので、当協会は、その測定方法を採用することにし、それに伴い、新しい濁度の基準値を28ppm(旧測定方法での濁度基準値35ppm)以下に変更しました。

濁度28ppmを採用した理由

  1. 食糧庁が今回の無洗米の定義を検討する際に、14年度産の普通精米100種類の1回洗い後の濁度を測定した平均値が、約28ppmであったこと。
  2. 当協会の濁度検討委員会の学識経験者、消費者団体代表、消費アドバイザーの方々から、無洗米は洗う必要のない米であるため、最低限、上記1の平均値28ppm以下を重要な検討材料とすべきだとのサジェスチョンがあったこと。
  3. 普通精米でも、よく精米されたものはそのまま濁度測定しても30ppm台の濁度を示すものがあるので、無洗米の濁度基準を30ppm台以上とすれば、無洗米と普通精米の区別がつかないものが出て消費者の混乱が予想されること。
  4. 当協会の旧測定方法(参考の2参照)は食糧庁方式よりも濁度が高く出る方法でしたが、その方法で35ppmの濁度基準値を採用してきたので、食糧庁方式では30ppm未満が妥当な数値であること。

濁度28ppm採用までの経緯

上記のことを踏まえ、学識経験者、消費者団体代表、消費アドバイザーで構成される当協会の濁度検討委員会の意見を聞いたうえで、7月11日の臨時総会にて、当協会の「無洗米規格」の濁度基準を28ppm以下と決定いたしました。

参考

  1. 無洗米の濁度について
    米に付着しているヌカの取れ具合を見るのに、無洗米をある一定量の水に入れ、振とうすることによって溶け出すヌカの量、即ち、水の濁りで判断します。したがって、よくヌカの取れているものは水が清んでいて濁度は低くなります。
     
  2. 濁度測定方法  旧協会方式と新協会方式(食糧庁方式)の比較表
      旧 協会方式 新 協会方式
    (食糧庁方式)
    試料の量 8g 5g
    水道水の量 300ml 400ml
    水温 15℃ 20℃
    振とうの振幅幅 40mm 40mm
    振とうの振動数 150回/分 150回/分
    振とう時間 30秒 30秒
    濁度液の希釈 なし なし
    濁 度 計 日本電色製 日本電色製
    基 準 35ppm 28ppm

  3. NPO法人全国無洗米協会では、平成12年に、消費者サイドに立って、よい品質の無洗米であるための「無洗米規格」(別添「参考資料」参照)を定め無洗米の品質向上に努めてまいりました。その中で、ヌカの取れ具合を計る基準として、旧協会方式で濁度35ppmとしておりました。
     
  4. 尚、米の卸団体の全国米穀販売事業協同組合を中心とする米穀公正取引推進協議会は、販売業界の自主基準としての「米穀の品質表示ガイドライン」の中で、同じ測定方法(食糧庁方式)による無洗米の濁度を40ppmと定めています。

参考資料:特定非営利活動法人全国無洗米協会 無洗米規格の概略

▲このページトップへ

<ニュースリリース>
無洗米の節水効果 年間ペットボトル828本分以上

2003. 6. 5

より一層の無洗米普及に弾み

特定非営利活動法人全国無洗米協会(東京都千代田区 理事長 福場博保)では、無洗米の節水効果を実査するために20代から60代の首都圏在住の女性63人に、自宅でいつも通りに実際にお米を研いで貰って、お米を研ぐのにどの位の水を使っているかを検証しました。
その結果、3カップのお米(約450g 3人家族のほぼ1日の米消費量)を研ぐのに、平均で4,540mℓ(お米の重量の約10倍)およそ4.5 ℓ強の水を使っていることが分かりました。
これを1年間通して行うとすると、1,657,100 mℓとなり、2ℓのペットボトルに換算しますと828本強に相当します。
ところで、無洗米はこの米を研ぐ作業を必要としませんので、無洗米を使うと1年間に2ℓのペットボトル828本分が節水できることになります。
これはまた東京都区内の水道代(下水道代を含む)で548円(含 消費税)の節約になります。

更に、無洗米は、年間ペットボトル828本分のヌカや窒素、リンを沢山含んだ、米のとぎ汁を下水道に流しませんから一層環境にやさしいお米だといえます。
(注)食糧庁の「14年度第1回食糧モニター定期調査」によると、1日に1回炊飯する家庭が59%、2回炊飯する家庭が31%ありますので、2回炊飯するお宅ではこれ以上の水を使っていると考えられます。

調査の方法

20代〜60代の女性63人に市販のお米(新潟産コシヒカリ)を使って、ご自宅で普段の通りに3カップ(約450g)の米を研いで炊飯してもらい、そのとぎ汁を全て洗い桶などの別の容器に受けて、それを計量カップ等で計ってもらいました。これを3日間毎日実施しました。
各人の3回の集計結果を平均して、その人の使用水量としました。
尚、使用水量の回答と同時に、米の研ぎ方及び無洗米の使用経験についての簡単なアンケートも行いました。

調査の結果分かったこと

  1. 米を研ぐための水の使用量は1.75ℓ(米の重量の約4倍)〜14.5ℓ(米の重量の約32倍)と極めて大きな個人差があった。
  2. ほとんどの人が水道を出しっぱなしにせず、1回ごとに止めて研いでいた。
  3. 米を洗った水は、ごく一部の人が植木にやる以外はほとんどが下水道に流していた。
  4. 水の使用量は20歳代で5ℓ台と多く30歳代、40歳代、50歳代、60歳代と家事のベテランになるほど少なくなり、一番多い20歳代と一番少ない60歳代では1ℓ以上の差があった。
  5. 職業の有無による水の使用量の顕著な差は無かった。
  6. 研ぐときにお米粒を流す人は36人(58%)そのうちお米粒を拾う人は16人、20人(32%)はそのまま流してしまうようです。これも飽食時代の一つの表れかもしれません。

▲このページトップへ

特定非営利活動法人 全国無洗米協会
〒104-0061 東京都中央区銀座5-10-13 TEL.03-3574-8761 FAX.03-3574-8764 E-mail:info@musenmai.com