

実は、精米した白米の表面には従来の精米機では取りきれない粘性のヌカが残っています。これは肌ヌカと呼ばれます。お米をとぎ洗いすることで、このお米の表面の肌ヌカが洗い落とされ、おいしいご飯になります。
お米をとぎ洗いするという手間をなくしてくれたのが無洗米です。無洗米は 洗う必要のない衛生的(きれい)なお米です。袋からお米を出して、水を注ぎ、しばらく置いた後、ご飯を炊くことができます。
無洗米は今までの精米工程の後に無洗米加工をして作られます。米の銘柄には関係なく、こしひかり、あきたこまち、ひとめぼれ、等の無洗米があります。
肌ヌカ:精白米の表面に残っている粘着性の高いヌカのこと
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| (電子顕微鏡写真 1000倍) | |
無洗米には大きく分けて4つの製法があります。
精米後の白米の表面についている粘性のヌカ(肌ヌカ)はねばねばし、バターに近いような状態です。この肌ヌカの粘着力を利用して肌ヌカをはがし取る方法がBG精米製法です。BGとは、ブラン(Bran ヌカ)グラインド(Grind 削る)の頭文字です。製造工程で何も加えていないので安全・安心な方法です。お米のうまみ層はそのままで、ビタミンなどの水に流れやすい栄養素も保たれています。肌ヌカがきれいに除去されているので、お米本来のうまさを引き出し、炊き上がった時においしいのです。取り除かれた肌ヌカは有機質の肥料・飼料などに有効活用されています。
お米の表面の肌ヌカを少量の水でぬらし、粒状のタピオカ(キャッサバ芋からとったデンプン)につけて取る方法です。
肌ヌカを水で洗い落として乾燥させる方法です。この方法の無洗米は、お米を一度濡らして乾燥させるので、お米にひびが入ったり、品質が安定しないなどの問題が見られることがあります。また、水を多く使用するので、汚水処理が必要になります。
市場に出回っている無洗米と言われるものに、もう1つ別の方法で作られたものがあります。研磨機などでお米をこすって肌ヌカを取る方法です。この方法だと、多くの肌ヌカが残り、炊飯時に水を入れるとかなり濁り、とても無洗米と言えないものが出回っています。業界では、準無洗米などと呼ばれています。
このように無洗米の製法はさまざまで、品質にもばらつきがあります。無洗米なのに米袋に1−2度すすいでお使いくださいとの注意書きがあるものもあります。
協会の厳しい基準(安全面、品質面、環境面)をクリアした無洗米には、
「エコメちゃん」がついています。