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無洗米の節水効果調査(2003年6月)
無洗米の節水効果 年間ペットボトル828本分以上
<ニュースリリース>
無洗米の節水効果 年間ペットボトル828本分以上
無洗米の節水効果 年間ペットボトル828本分以上
より一層の無洗米普及に弾み
特定非営利活動法人全国無洗米協会(東京都千代田区 理事長 福場博保)では、無洗米の節水効果を実査するために20代から60代の首都圏在住の女性63人に、自宅でいつも通りに実際にお米を研いで貰って、お米を研ぐのにどの位の水を使っているかを検証しました。
その結果、3カップのお米(約450g 3人家族のほぼ1日の米消費量)を研ぐのに、平均で4,540mℓ(お米の重量の約10倍)およそ4.5 ℓ強の水を使っていることが分かりました。
これを1年間通して行うとすると、1,657,100 mℓとなり、2ℓのペットボトルに換算しますと828本強に相当します。
ところで、無洗米はこの米を研ぐ作業を必要としませんので、無洗米を使うと1年間に2ℓのペットボトル828本分が節水できることになります。
これはまた東京都区内の水道代(下水道代を含む)で548円(含 消費税)の節約になります。
更に、無洗米は、年間ペットボトル828本分のヌカや窒素、リンを沢山含んだ、米のとぎ汁を下水道に流しませんから一層環境にやさしいお米だといえます。
(注)食糧庁の「14年度第1回食糧モニター定期調査」によると、1日に1回炊飯する家庭が59%、2回炊飯する家庭が31%ありますので、2回炊飯するお宅ではこれ以上の水を使っていると考えられます。
【調査の方法】
20代〜60代の女性63人に市販のお米(新潟産コシヒカリ)を使って、ご自宅で普段の通りに3カップ(約450g)の米を研いで炊飯してもらい、そのとぎ汁を全て洗い桶などの別の容器に受けて、それを計量カップ等で計ってもらいました。これを3日間毎日実施しました。
各人の3回の集計結果を平均して、その人の使用水量としました。
尚、使用水量の回答と同時に、米の研ぎ方及び無洗米の使用経験についての簡単なアンケートも行いました。
【調査の結果分かったこと】
その結果、3カップのお米(約450g 3人家族のほぼ1日の米消費量)を研ぐのに、平均で4,540mℓ(お米の重量の約10倍)およそ4.5 ℓ強の水を使っていることが分かりました。
これを1年間通して行うとすると、1,657,100 mℓとなり、2ℓのペットボトルに換算しますと828本強に相当します。
ところで、無洗米はこの米を研ぐ作業を必要としませんので、無洗米を使うと1年間に2ℓのペットボトル828本分が節水できることになります。
これはまた東京都区内の水道代(下水道代を含む)で548円(含 消費税)の節約になります。
更に、無洗米は、年間ペットボトル828本分のヌカや窒素、リンを沢山含んだ、米のとぎ汁を下水道に流しませんから一層環境にやさしいお米だといえます。
(注)食糧庁の「14年度第1回食糧モニター定期調査」によると、1日に1回炊飯する家庭が59%、2回炊飯する家庭が31%ありますので、2回炊飯するお宅ではこれ以上の水を使っていると考えられます。
【調査の方法】
20代〜60代の女性63人に市販のお米(新潟産コシヒカリ)を使って、ご自宅で普段の通りに3カップ(約450g)の米を研いで炊飯してもらい、そのとぎ汁を全て洗い桶などの別の容器に受けて、それを計量カップ等で計ってもらいました。これを3日間毎日実施しました。
各人の3回の集計結果を平均して、その人の使用水量としました。
尚、使用水量の回答と同時に、米の研ぎ方及び無洗米の使用経験についての簡単なアンケートも行いました。
【調査の結果分かったこと】
- 米を研ぐための水の使用量は1.75ℓ(米の重量の約4倍)〜14.5ℓ(米の重量の約32倍)と極めて大きな個人差があった。
- ほとんどの人が水道を出しっぱなしにせず、1回ごとに止めて研いでいた。
- 米を洗った水は、ごく一部の人が植木にやる以外はほとんどが下水道に流していた。
- 水の使用量は20歳代で5ℓ台と多く30歳代、40歳代、50歳代、60歳代と家事のベテランになるほど少なくなり、一番多い20歳代と一番少ない60歳代では1ℓ以上の差があった。
- 職業の有無による水の使用量の顕著な差は無かった。
- 研ぐときにお米粒を流す人は36人(58%)そのうちお米粒を拾う人は16人、20人(32%)はそのまま流してしまうようです。これも飽食時代の一つの表れかもしれません。