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Home > 調査・研究/資料> いろいろな無洗米方式のCO2排出量(2009年12月)

いろいろな無洗米方式のCO2排出量(2009年12月)

無洗米の環境対策効果

普通米より少ない無洗米の環境影響

    無洗米、普通米の製造・利用におけるライフサイクルCO2排出量を調べ、普通米の場合は、
(1)とぎ洗いに必要な上水供給、(2)とぎ汁の下水処理、それぞれに必要な電力量、燃料量および薬品量、などを算出・CO2換算し、認証無洗米の場合は、無洗米加工に必要な電力を算出・CO2換算を行いました。
その結果、表1のように、お米1㎏あたりのCO2排出量は、普通米0.078㎏に対し、認証無洗米は0.016㎏と約1/5でした。
また、この結果をご飯を食べる量に換算すると、表2のように、ご飯茶碗1杯(米75g)では4.6g、1人1年間では3.63㎏の
CO2を削減できることになります。
  出典:日本調理科学会誌42巻5号「無洗米、普通米の製造・利用におけるライフサイクルCO2排出量」

表1 お米1㎏あたりのエネルギー消費量、CO2排出量比較

  エネルギー消費量(MJ) CO2排出量 (kg)
普通米の場合 0.816 0.078
認証無洗米の場合 0.261 0.016


表2 ご飯で食べる量あたりのエネルギー消費量、CO2排出量 の比較

項目 普通米 認証無洗米 差
茶わん1杯(米75g) 5.9 g 1.3 g 4.6 g
1人1年間(米58.6㎏※) 4.57 ㎏ 0.94 ㎏ 3.63 ㎏

          ※農林水産省 平成18年度食料需給表より


いろいろな「無洗米方式」の CO2排出量

無洗米には大別して4つの製造方式がありますが、方式により環境効果も違います。

現在の所、当協会の認証基準を満たしているのは、BG式のみです。無洗米を製造する時に使われるエネルギー量が公表されているのは、BG式だけですが、参考に他の方式についても簡易的に計算しました。

いろいろな「無洗米方式」の CO2排出量(米1㎏当り、簡易計算値)

  タピオカ 無洗米製造   CO2発生量 合計
製造時 汚水処理時 輸送時 電力 灯油 とぎ洗いする水の供給時 ※1 下水道で処理する時※1
参考 普通米をとぎ洗いした場合  / - - 0.027kg 0.051kg 0.078kg
方式 1 BG式
※2
 / 0.016kg - - - 0.016kg
2 タピオカ式(NTWP)
※3
製造エネルギーが不明なため計算しない 製造エネルギーが不明なため計算しない 輸入国が不明なため計算しない 0.011kg 0.044kg - - 0.055kg
3 水洗い式
※4
 / 0.007kg - 0.027kg 0.051kg 0.085kg
4 その他(ブラシ式など)
※5
 / 0.003kg - 0.026kg 0.049kg 0.078kg

【計算根拠】


※1出典:日本調理科学会誌42巻5号「無洗米、普通米の製造・利用におけるライフサイクルCO2排出量」
家庭等から排出されるとぎ汁は、他の生活雑排水と混合し希釈されて下水処理場に流入するので、とぎ汁中の汚濁物質を処理するためには、実際にとぎ洗いするときに使用した水量だけではなく、汚濁物質総量に相当する流入水量を処理する必要がある。
普通米1㎏のとぎ汁を下水処理場流入水の平均BOD濃度まで希釈するには、86.1ℓの水を必要とする。
また、下水道に流入する水は、ほとんど上水道から供給されたものとみなせるので、普通米1㎏を洗うために86.1ℓの上水を使用するとみなした。
上水については、平成18年度水道統計の全国年間給水量、年間電力使用量、年間燃料使用量、年間薬品量より算出。
下水処理については、平成18年度下水道統計より上水と同様に算出。
※2BG式は、平成19年度の実測値より計算。(米1kgの加工をするのに、0.030kwhの電力を消費)なお、無洗米の製造時に必然的に発生する肌ヌカを、全量、飼料および有機肥料素材としてリサイクルしていると公表しているのは全製法中BG式のみである。(その肌ヌカ処理機のCO2排出量は米1kg当り0.015㎏)
※3タピオカ式(NTWP)は、NTWP50Aのランニングコスト表から算出。(4000kg/hの能力で、78kwhの電力と70L/hの灯油を消費との記載より算出)
なお、補助材のタピオカの製造時及び、その汚水処理時にエネルギーを消費するが、いずれもそれら消費エネルギーが不明なためそのCO2発生量は含めていない。
又、タピオカは海外から輸入されているので、フードマイレージ影響も大きいが、輸入されている国が不明なためにそのCO2発生量は含めていない。
更に、タピオカ式の無洗米は、ブラシ式よりも肌ヌカが除去されているものの、水洗い式やBG式に比べ肌ヌカが残存しているので、利用者がこれをとぎ洗いした時は、
下水処理場でのCO2の発生が考えられるが、ここではその発生量は含めていない。
※4水洗い式は、スーパージフライス SJR-2Aのカタログの動力から算出。(2000kg/hの能力で、23.65kwの動力を消費。負荷率0.7で計算)
とぎ汁は、①下水処理場に流入させる場合②工場でボイラーや乾燥機を用いてとぎ汁の水分を蒸発させる処理方法とがある。
今回は①の下水処理する場合のみを試算した。
※5その他(ブラシ式など)は、乾式無洗米仕上げ機MRT-3EB型のカタログから算出。(MRT-3EB型は、320kg/hの能力で、2.2kwの動力を消費。負荷率0.7で計算)
なお、その他(ブラシ式など)の方式には数種あるが、「研米・無洗米研究の実際」(美味技術研究会2002年)p68-69によると、濁度がほぼ同じレベルとなっている。
また、これらの方式では、肌ヌカが取りきれず、2、3回は洗う必要があるといわれている。そこで、利用者が洗った場合のBOD値を国民生活センター調査(2002年6月)によるCOD測定値より推算した。すなわち、普通米のCOD値 1142mg/ℓに対しブラシ研米製法は1090mg/ℓで、普通米の95.4%である。
COD値とBOD値は相関関係にあるので、ブラシ式のBOD値は普通米の95.4%として計算。

CO2換算係数(環境省の公表データによる)

  単位 単位あたりCO2排出量
(㎏-CO
2)
電力 kwh 0.555
灯油 L 2.491
水 L 0.0003

2009年12月
特定非営利活動法人全国無洗米協会

無洗米の使用で環境面から見て必要なもの・不要になるもの

無洗米は、開発の始めから米のとぎ汁による水質汚濁の防止を目的に、考え出されました。その後も環境に配慮した改善が進められて、今日では環境保全と利便性を共に備えたお米として、多くの方にご利用いただいております。 また、無洗米生産の副産物として、肌ヌカを原料とする有機質肥料が生産され、化学肥料に代わって活用されています。環境面から見た、無洗米と普通精米の違いを下の図にまとめました。

無洗米と普通精米のライフサイクルフロー図

画像
無洗米
画像
普通精米
​※汚水処理をしても水に溶けた、窒素、リンの何割かは処理しきれず、そのまま河川、海に流されます。

※汚水処理をしても水に溶けた、窒素、リンの何割かは処理しきれず、そのまま河川、海に流されます。

無洗米の節水効果

無洗米は、米を洗わずに使いますが、全国無洗米協会が、首都圏の女性64人を対象にした調査の結果によりますと、3カップ(450g)の米を研ぐのに、4.5リットルの水を使っていることが分かりました。

即ち、このケースの場合、無洗米を使うことにより、4.5リットルの上水が節約できることになります。

環境データ

条件
あなたの街(家)の人口 4 人
 
1ヵ月の米の使用量 20.0 キロ
 
1ヵ年の米の使用量 240.0 キロ
 
洗米に必要な水の使用量 米の 10 倍

環境対策効果
水の節水 バケツ 133 杯 /年間
米の使用量×洗米水(10倍)
1ヘドロの流出削減 24 L/年間
米の使用量×米220g当たり22ccのヘドロ
魚が住める薄めるのに必要な水量 バケツ 41,481 杯/年間
全BOD/BOD5ppm(全BOD×1000÷5÷18)
  • ※ BOD:水の汚れを表す値で数値が高いほど汚れている。
  • ※ 米3合を3.5Lの水で洗米した時のBOD2000ppm/L、チッソ65.1ppm/L、リン65.1pm/Lで計算した。
  • ※ 富栄養化の原因となるチッソやリンは現在の下水道では浄化が困難とされています。

(財団法人日本土壌協会、および全国無洗米協会の調査データより)

所在地

特定非営利活動法人 全国無洗米協会

〒104-0061
​東京都中央区銀座5-10-13
TEL: 03-3574-8761
FAX: 03-3574-8764
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